[アップデート] Amazon DocumentDBでドキュメントの圧縮機能がサポートされました
Amazon DocumentDBで、既存のコレクションやすべての新規コレクションでドキュメントを圧縮する機能がサポートされました。
圧縮機能を使用することで、ストレージコストやI/Oコストの削減、クエリパフォーマンスの向上が見込めます。サポートされたのは、Amazon DocumentDB 5.0を実行しているインスタンスベースのクラスターです。
新規コレクションで圧縮機能を有効化する
新規に作成されるコレクションのデフォルト動作として、圧縮機能を有効化できます。有効化はクラスターパラメーターで設定します。
default_collection_compression
というパラメーターが用意されており、デフォルトはdisabled
です。これをenabled
に変更することで有効化できます。なお圧縮の閾値は2KBで、これは変更可能です。
上記はデフォルトの動作を変更しますが、個別に有効化したい場合はコレクション作成時のクエリを次のように実行します。
db.createCollection("sample_collection", {
storageEngine: {
documentDB: {
compression: {
enable: true,
},
},
},
});
既存コレクションで圧縮機能を有効化する
既存のコレクションで有効化したい場合はcollMod
コマンドを実行します。
db.runCommand({
collMod: "sample_collection",
storageEngine: {
documentDB: {
compression: {
enable: true,
},
},
},
});
まとめ
圧縮機能を使用することで、ドキュメントサイズが最大1/7になるそうです。ぜひ運用しているシステムで導入を検討してみてください。